コラム

さくらんぼ教室だより(代表)

2020.11.01

今に感謝して生きる(30周年) 🍒教室だより2020-11月号

今あるものに感謝して生きる

 

生徒・保護者の皆様、関係者の皆様500人にご参加いただき、さくらんぼ教室30周年記念イベント「一人ひとりちがうからこそ、人生はおもしろい!」を開催することができました。スペシャル・ゲスト柳家花緑師匠の落語と楽しいお話、各教室代表生徒のみなさんによる元気な発表が大好評。さくらんぼ教室らしい笑いと個性で「発達障害」に関する前向きなメッセージを発信することができました。ご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。これからまた皆様と次の30年に向かって進んでいきたいと思います。(伊庭葉子)

 

花緑師匠のお話から

●小学1年生の頃から字の読み書きが困難で、2年生からはほぼテストは0点。宿題もできず、先生に怒られながら勉強していましたが、だんだん自分に自信がなくなって、勉強に興味がなくなってしまいました。でも図工と音楽は好きで成績も良かったのです。

大人になっても疲れていると、さっきまで書いていた字が出てこず「なんだっけな?」となることも。十年もやっている演目「芝浜」を書こうとして「浜松」になってしまったり、銀行から3000円を振り込むところを、300万円振り込んでしまったり・・!

●発達障害のよいところは、好きなことに集中できること。好きなことを見つけることが大事。過剰集中によって、それが人の役に立ったり、人から喜ばれるものになることも。祖父である五代目柳家小さんは、一度聞いた落語をどんなに長いものでも丸暗記できる人で、午前中に教わった落語をその日の夜には寄席で披露することができました。とても優しい人で、今でもエピソードがたくさんあります。

●人生でとても大事なことは「掃除」「笑い」「感謝」

掃除:とにかく実践することで、場の空気がよくなる。場が整うことが大事です。

笑い:寝ること、食べることと同じくらい、笑いは人のエネルギーになります。「元気」は人間本来の力。笑うことによって元気が入ってきます。

感謝:今ここにないものを追いかけて頑張るのではなく、今あるものの方を見て感謝して

   いきましょう。「ありがとう」を口ぐせに。

●さくらんぼ教室は個別指導があり、自分の中で頑張っていける。人と比べて頑張らなければいけない苦しさはない。地球の未来がここにあると思います。楽しんで目標に向かっていきましょう。知識だけでなく感謝が実感できる教育を。

 

♪たくさんの出会いをありがとうございます♪