2023.10.01
ものづくりの夢をかなえ、輝く! 🍒だより2023-10月号専門学校や大学に通うさくらんぼ生たちの「就活」事情はさまざま。
今月は「ものづくり」をテーマに就活し、内定が出たばかりの☆さん(川崎教室)にお話を伺いました。
☆さんはデザインを学ぶ大学4年生で、明るくお話上手な女子です。
「ものづくりがしたい。企画から完成まで全工程に関われる会社がいい」という希望をもとに、「いろいろな会社を数えきれないくらい回った」そうです。
「暑い中、慣れないリクルートスーツで大変でした(*^^*)」と、これまでのことを振り返りながら話してくれました。
●もともと「先のことを考えるのは苦手」という☆さんにとって、先の見えない就活は大きなプレッシャーでした。
教室では大学3年の秋から社会人クラスに加えて個別学習クラスに併入会し、就活準備を開始。「自分に合う仕事がわからない」「どんな会社を選んだらよいかわからない」ところからのスタート。まず☆さんの好きなこと、興味があることをもとに自身を見つめ直し、それを言葉にして伝える練習を続けました。「解決策がないことでも、さくらんぼの先生と話すことで心が整理されていく。話すことは大事だと思った」と☆さん。会社説明会や面接が続く日々、なかなかよい結果が出ず「もうダメだ!」と焦ったことも。内定した会社の最終面接では「必死だったので何を訊かれたかよく覚えていない」けれど、ものづくりへの熱い思いをアピールすることができたようで、面接官から「こういう子がほしい」という声もあったそうです。そして後日、正式に内定通知が届きました!
●☆さんが大学に入学した頃はコロナの影響でオンライン授業が続き、誰とも話せず「地の底でドヨドヨしていた」といいます。
ようやく対面授業になって、少しずつ話せる友達もできました。形のあるものづくりから、空間やサービスなど形のないものづくりまで、デザインの世界は幅広く課題がとても多い学科。常に時間が足りず「やばかった!」という日々も、締め切りぎりぎりまで頑張って乗り越えてきました。友人に誘われてゴルフ部にも入り、今は「こんがりゴルフ焼け」。週1回の社会人クラスは「同世代の女子と話せるよい機会。自分と違うタイプの人が新鮮で、みんなを見ていると『完璧じゃなくてもやっていける』と思える」と大切な居場所になっているようです。
●そんな☆さんも、小学生時代は集団生活の中で「死ぬほど浮いていて、やけくそになったり、かんしゃくを起こした」ことも。
中学は少人数の環境で心が落ち着き、高校時代に演劇の大道具に関わった経験がものづくりと向き合うきっかけになりました。自身の長所は「何事も投げ出さないねばり強さ」で、今は卒業研究に向けてロボットと向き合う日々だそうです(ギリギリに頑張るタイプ!)。「理系」なところはお父さん、「インドア派」の趣味はお母さんの影響だそう。「先のことはまだわからないけれど、初任給をもらったらやっぱり親に何かしてあげたい」とにこやかに話してくれました。これからもきっと温かい出会いに恵まれて、自分の道を進んでいってほしいと思います。
●高円寺教室開校説明会に幼児さんから高校生までたくさんの皆様にご参加いただき、新たな拠点ができた喜びを感じています。月末の社会人クラス研修旅行も過去最高のお申込み!大いに交流し、秋を楽しみましょう。(伊庭葉子)