2022.06.01
いつか働く姿、イメージできますか? 🍒教室だより2022-06月号●朝から賑やかです!
通信制高校のサポート校「学びサポートセンター高等部(本八幡・三鷹)」開校か ら2か月、
朝から制服姿の高校生が登校し教室から賑やかな声がしてくるのはいい ものです。
「朝起きられなくて・・」
「体調が整わなくて・・」
「読み書きが苦手で・・」
そんな お悩みとも向き合いながら頑張る場所になっています。
今月開講の教育庁委託事 業「コミュニケーションアシスト講座」をはじめ都立高校の通級、杉並区学齢期発達 支援事業、特別支援学校での授業などを通して、今年度もさくらんぼ教室の個別性 の高い学びと支援を広げていきます。
●「学び」から「働く」へ・・・
電車が大好きだったA君は、今春に専門学校を卒業し、憧れの大きなターミナル 駅構内の警備の仕事に就いています。
早速夜勤もこなしているそう!
実直な彼が日 夜駅の安全を守るために頑張る姿が想像でき、誇らしい気持ちになります。
小学生 の頃は「学校にはわかってくれる人がいない」と寡黙なタイプでしたが、SSTの「将 来の夢」発表会で鉄道への思いを熱く語り「出発進行~!」とポーズを決めていまし た。
今、あの時の夢に少し近づけたかな。
●特別支援学校を卒業したBさんは、今春から地域の事業所で文房具を組み立て る仕事をしています。
鉛筆を持って線を書く練習から初めて12年、社会人になった 彼女からとてもきれいな文字のお手紙が届きました。
「さくらんぼ教室でたくさんの 先生方とお話するのが楽しかったです。仕事を頑張りいっぱいお金を貯めて家族や 自分のために使って旅行に行きたいです」
・・・前向きで明るい気持ちが伝わって嬉し くなります。
今さくらんぼ教室で学ぶ子どもたちの姿は、いつか社会の一員として働き、自立し て生きる姿につながっていきます。
今年度は「これから」について保護者の方と一緒 に考える機会も多くご案内しますので、ぜひご参加ください。
(伊庭 葉子)