コラム

さくらんぼ教室

SST

2023.04.02

「こんなときどうする?」追憶の刻

さくらんぼ教室のH.M記者の手記をもとにした教材です。
発達障害理解啓発週間に7話を公開しました。
子どもたちの心の声をお届けします!!
Vol.1【声が大きい】
子どもの頃:普通に話しているつもりでも「声が大きい」と注意されてしまう。
〇20才の今→「相手が聞こえづらくなって伝わらないんじゃないか」という不安でなかなか声を小さくできなかったのです。
Vol.2【自転車の鍵がな~い!】
子どもの頃→大事なものが見つからず、パニック!
20才の今→今でもたまにある光景。「時間に遅れそうになっている時は特にそうです」(時間に間に合わない!と思うことでさらに焦る)
Vol.3【椅子取りゲーム、やらないもん!】
子どもの頃→いつもすぐ負ける椅子取りゲーム、多数決で決まってもやりたくない!
20才の今→レクを強要されることで集団生活が楽しめなくなることも。レクをやらなくてよくなり、日々の生活が楽しくなりました。
Vol.4【ぼくだけゴールできない!】
子どもの頃→運動が苦手なぼくは、サッカーボールを蹴ってもゴールから外れ・・・。みんなはゴールを決めて自慢してくる。もう!どうしてぼくだけできないの!?
20才の今→体育は、運動が苦手な人にとってはこの上なくつらいこと。体育に限らず自分が相手より上だと思って勝ち誇るのは絶対にやめて。それは人の心を深く傷づけ、長く残るのてす。
Vol.5【ドッヂボールが大嫌い】
子どもの頃→ボールは柔らかくても痛い!私ばかり当てられる!
20才の今→今もこの世の球技の中で一番嫌い。こんな危険な競技を子供に強制するのはひどすぎると思います。
Vol.6【人に合わせなくてはダメ!?】
子どもの頃→周りに合わせて行動することが難しくて苦戦。
〇20才の今→周囲との調和が難しい人にとってはつらい教育現場。個性を尊重し合える楽しい学校環境になるよう、声をあげ続けたい。
Vol.7【忘れ物大王】
子どもの頃→忘れ物が多く、罰を受けては怒鳴られる。つらすぎる!
20才の今→忘れ物への厳しすぎる罰則は不注意特性を持つ私にはあまりにも辛く、生きづらささえ感じました。このようなやり方で忘れ物は減りません。